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 加藤龍子は、学校へ行かずまともに就職しない弟・秀和と、失業したばかりの父松男と地方のアパート暮らしをしている。秀和との諍いもうんざりだが、失業後、気力を失った父親を見ていると自分が稼がなければならないことを何となく気づき始める。それは責任感でも義務感でもない、ただ「家族」である唯一の絆であるようにも見える。龍子はAVに出演し、その金を家に入れるようになる。しかしある日、松男がレンタルビデオ屋の棚に偶然、娘が出演しているAVを見つけてしまう。松男は自分の父親としての無責任さと情けなさから龍子にあたるが・・・。

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 主演の龍子はピンク四天王作品やインディペンデント映画『百年の絶唱』『京極真珠』のヒロインとして活躍する、劇団「水族館劇場」の葉月螢。そして『鬼畜大宴会』に続いて熊切和嘉作品の『空の穴』では寺島進の恋敵を演じた共通の友人の澤田俊輔が弟・秀和を演じている。スタッフは、その多くを『どんてん生活』を制作した「真夜中の子供シアター」の主要メンバーが、そして『鬼畜大宴会』『空の穴』『どんてん生活』などでも必要不可欠なユニット、松本章・主催の「赤犬」が音楽を担当した。松本章は現在は自らのレーベル「AMATERA U.S.A」を立ち上げ、『空の穴』『どんてん生活』のサントラを連続して発売し、「赤犬」の集大成CD「赤犬大全」も発売した。
 

© 2000 宇治田隆史, お茶の間クラシックス