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ノート
 

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3.撮影時の苦労とエピソード。

 撮影時・・・う〜ん、まず、なかなかスケジュールが合いにくいってのがありましたね。98年の10月上旬にクランクインしたんですけど、葉月さんが10月は3日しかスケジュールがとれなかったので、ぱっぱっとその3日間で準備に入ってクランクイン、で次にスケジュールが空く12月までぽつぽつとしかとれず、本格的に撮りだしたのが12月から2月という感じで。


寒かった磯ノ浦のロケ。

 クランクインの10月は寒かった。撮影の近藤龍人なんか寒さのあまり手が動かず、それなのに無理して撮った日もありました。海も非道かった。良い空になるまでひたすら待つ。とにかく寒かったという印象がすごく残ってます。

 12月の加藤家の撮影では時間がギリギリまでかかり、ロケ地まではほとんど毎日通いだったので風呂に入る間もなく、メインスタッフはとにかく汚かった(笑)。帰ったら疲れて寝るだけ。美術を担当した和氣俊之は寝る間すら惜しんで、壁の汚れを作ってみたり、ヒビ入れてみたりって感じで。

 でも全体としては、しんどかったというよりも、楽しかったという印象の方が強いですね。


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© 2000 宇治田隆史, お茶の間クラシックス