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6.『悲しくなるほど不実な夜空に』のポイントと次回作について。

 ポイントというかキーワードは、女子高生二人のシーン。これが人にどうとらえられるか分かりませんが、物語をたった4畳半の宇宙での出来事として描きたいという思いがあって、その外の代表としての位置づけですね。個人個人でいろいろありますが、一分一分緩やかに時間が過ぎる中、その同じ時間を過ごす人たちという対比です。あの二人がいることで、加藤家の世界がぐっと小さくなってくれれば成功だなと思っています。

 次回作は・・・今のところ、どれもどうなるか分からないのが現状です。その中でオリジナルの企画もいくつか考えていて、うち一つは短編作品です。『悲しく〜』が完成したのが2000年の初夏なので、あれからもう一年以上経ってます。次の方向性は自分の中であるのですが、はたしてその方向性いいのか、短編作品を通じてみてみるつもりです。2002年にクランクイン予定のその短編が、一番早い次回作なんじゃないかと。

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© 2000 宇治田隆史, お茶の間クラシックス